息子の不登校歴7年、実体験から編み出した独自の解決法8選!

息子の不登校

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一言に、不登校の対処法といっても、不登校の原因は様々です。

その様々な不登校の対処法について、私の実体験をもとに書いていきたいと思います。

また、親ができるところまで、それから先、の話にも言及していきます。

親はここまで解決したんだから、あとはもう行けるでしょ!と思いがちですが、子供の心はそんなに簡単なものではありません。

一度不登校になると、言葉に表すことの難しい不安がいつもつきまとうのです。

それも踏まえて、まず親が子供のためにできることから見ていきましょう!

 

息子の不登校独自解決方法8選!

その①原因が複数あるものは一つに減らした

息子が五年生のときのことです。

毎晩泣いて、学校へ行きたくないと言いました。このときは、行ける授業はないか、行ける時間はないか、一日一回学校へ行くことを目標にしていました。

そんなことが一週間ほど続いて、やっと息子が、

「先生が怖かったんだよ、怒られるのが怖い」

聞いてみると、昨年の大柄な若い男性の先生が怒る時に、とくに息子に厳しかったというのです。

おそらく、本人はそう感じてしまっていますが、先生としてはみんなそれぞれ注意したのかもしれません。

しかし、幼い時から物静かで、泣く時も声を出さずに泣く息子に、親としてあまり怒ることはしてこなかったため、厳しく叱られることに慣れていなかったこともあります。

昨年は、そんな先生のもと、耐えて一年間を過ごしたのでしょう。そして、今になって、今度は別の先生だけど、また怒られるかもしれない、忘れ物したらどうしよう、などと不安が大きくなっていたのかもしれません。

この不安を取り除かなくては登校できません。

私は息子と学校へ行き、担任と相談しました。そのときの女性の担任はとてもよく理解してくださり、配慮してくださいました。

しかし、息子は泣き続けました。

先生のことはもう大丈夫だよ、どうしたの?と聞くと

別れたい、とポツリ言いました。

聞いてみると、息子を気に入ってくれた女の子が、私たち付き合おう!と言って、そういう形になってしまったんだとか。

しかし、息子には気になる別の人がいるというのです。

子供の世界には子供の世界があるんだなあ、と思いながら、このことばかりは親が出る幕ではないと思ったので、嫌なら、やめようよ、と言うしかないよね、と伝えました。

数日後、息子は晴れやかに、やめよう、と言ったら、いいよ、って言われた!と満足していました。

このように、不登校原因(学校生活が嫌である原因)は複数あるなら、一つずつ解決しましょう!

 

その②登校時間は本人が決める

さて、我が家の場合、小学生のときの不登校原因は、1年時、不安でした。

学校の環境への慣れるためには、先生に子供のことを正確に理解してもらって、優しくあれやこれや手を貸していただく必要がありました。

もちろん、担任だけでは足りません。一年生はみんな手がかかるのです。

学年主任や教頭先生にも大変お世話になりました。

考えてみれば、私はモンスターペアレントと思われたらいけないと、慎重に、万が一にも文句のように誤解されないように、相談のために学校に足を運んだり、電話したりしました。

親が学校に電話したり学校に行くことは、周りの先生にも知れ渡ることです。必然といろいろな先生方に息子のことが認知され、声掛けをしていただくことになりました。

子供は自分の居場所に敏感だと思います。居心地の良さというのでしょうか。

周りに声をかけてもらうことは、自分がそこにいることを認めてもらっていることでもあります。

そうして、私は息子の居場所づくりは万全にしました。

学校が大事な場所だということも息子に伝え、そのためには、毎日登校した方が良いこと、でも体調や気分によって時間を守れないなら、行く時間は自分で決めて良い、と話しました。

私は時間を区切って仕事をしていた時期などがあり、息子は朝行ける時は行って、昼に義母に迎えに行ってもらったりしました。また、行けない時は、夕方生徒が帰ってから学校へ行くこともありました。

コロナ禍前は保健室をよく使いました。また、学校によりますが、クラスに馴染めない子、なんらかの理由で参加したくない授業がある子は、適応教室という教室に集まって、自習や、たまには先生と校庭や外部の散歩もできました。

いまは子供の数が減っているので、余っている教室がたくさんあります。ですから、教室に入らない学生のための部屋は結構あるものです。

夕方など、学校へ迎えに行くと、今日はこれとこれができた、と先生からお話があったり、本人が伝えてきたりしました。

そんなときは大いに褒めまくりました!これ、とても大事で、子供は調子に乗ってくれるのです。

その③安心できる家庭で子供をサポートする

三年時は、夫婦仲が最悪となり、私が実家へ戻っていて、子供は義母のお世話になっていました。

私が心身ともに最悪状態で、原因不明の腕の痛みのために眠ることもできず、仕事も休みがちでした。

そんな中で、義母から息子が学校を休んでいる、という知らせが来ました。

私は痛みはありましたが、もちろん可愛い息子のために、家に戻る一択でした。

そのあと、この腕の痛みは、頚椎椎間板ヘルニアであると判明し、投薬されると嘘のようによくなっていったのですが。

夫がいる家に帰ることは精神的にも肉体的にも苦痛が伴いましたが、だいぶ反省したのか、夫はおとなしくなっており、無害でした。

私は再度、息子に学校の大切さを伝え、毎日行こうとすること、学校の先生になんでも相談できることなど話しました。

そして、行ける時間に登校しているうちに、友達とも仲良くなり、完全に学校復帰ができたのです。

このとき、私が息子のそばで寄り添えなかったらどうなっていたのかわからないと思うとゾッとします。

親同士が折り合いが悪くなってしまうことはしかたないかもしれませんが、別の暮らしをするならするで、誰が子供のケアをしていけるのか真剣に考えて、子供に寄り添える人がそばにいるべきだと思います。

そして、子供が家族の一員として安心できる家庭であるようにしたいですね。

 

その④学校に相談する

また、こんなこともありました。

途中から入ってきた、新しい音楽の先生が一方的に怒るから怖いというのです。

そのときちょうど、学校アンケートという記入用紙が配布され、そのことを書いて提出すると、教頭先生から電話がありました。

実は、息子は、思えばこの時にすでに、起立性調節障害だったのかもしれませんが、歌を歌う時に、途中から立っていられないと言っていました。

でも、その音楽の先生は、認めなかったのかわかりません。または、そんな雰囲気があると子供は感じたのでしょう。だから、具合が悪いからとみんなの中で座ることは嫌だったようです。

なので、しばらく音楽は様子を見て、出たい時に出る、という感じでした。

ともすれば、音楽がある日は学校へ行かない、となるでしょう。

学校に原因があるのなら、それを突き詰めて、学校と相談するのが1番近い解決方法であるのは言うまでもありません。

それも、早期発見だと深くならずにすみます。

その⑤好きなことをさせる(友達も大切に)

その当時、息子は学校には行かないけど、オンラインでは友達と繋がることができる、土日は外で友達と遊ぶようになりました。

問題は、学校へ来ないのに、土日に元気に遊んでいる点です。

クラスの生徒への説明にはとても難しい配慮を要する表現だったと思いますが、なんとか担任の先生が、上手に話してくださり、土日は友達と遊ぶ、そんなことが2ヶ月くらい続いたと思います。

そして、行こうかな、と思い立って、友達に会うために、登校を再開しました。

友達って、本当に大事ですね。

そして、自分の好きな世界があることも大事。息子はゲームでしたが、そのおかげで他者との繋がりができたのです。

自分の好きなことをとことんやり抜くのは、不登校の子供でしかできません・・

周りの子供よりも家にいる時間が圧倒的に長いからです。不登校期間は子供の好きなことを伸ばせる期間でもあります。

とことんやることによって、周りよりも自分はこの分野では優っている、そんなプライドが芽生えるかもしれません。そうしたら、自信を持つチャンスです。

 

自信を持たせるといえば、それまでに、私が毎日やっていたことがあります。

寝る前に、息子に、これとこれができたね、という報告です。

勉強もスポーツもだめ、通っていた空手もピアノもやる気が今ひとつでした。

自分からピアノの練習ができた、とか、少しだけドリルが進んだ、とか、洗濯を畳むのを手伝ってくれた、とか。

昨日よりも早く起きた、早く眠った、とか、どんな小さいことでも、できたことを書いていきました。

自分の自信になることを祈りながら。

これについて、功を奏したのかどうか、わかりませんが(笑)

 

中学に入ってからは、また先生が原因の不登校と、体調が原因の不登校に悩みました。

入学して間もなく、担任が怖いというので、教頭先生へ相談に行きました。

たぶん、入学して二週間くらいですから、これで不登校になったら大事だと学校でも思っていたのではないでしょうか。まあ、不登校はいつでも大事ではありますが。

相談では、教頭先生の他、学年主任とまず話し、このことについて、担任が来て、直接話してもらってもいいか、と言われたので、恐れながら、はい、と答えました。

あのときの恐怖は、忘れられません。

担任の先生は、完全に威嚇しているかのに私を睨んできていました。彼の中では、私はモンスターペアレントとなってしまったのかもしれません。

しかし、私は息子のためには、どう思われてもいいと思いました。周りに迷惑がかかることにつながるのでなければ。

担任の先生には迷惑をおかけしているかもしれない、けれど、このことは相談しないではいられない・・そんな葛藤がありました。

その中で、私は、これまでの小学時代の息子の不登校の話もしました。そのために、いま、神経質になっていることもです。

学校には、状況を理解してもらうことが大事です。それで、やっと我が家の深刻さが伝わり、そのあとはことあるごとに教頭先生が親子共に、声かけをしてくださいました。

その⑥体調維持、生活リズム維持

同時期、規律性調節障害の症状が顕著に現れ始め、集会なども立っていられないことが頻繁にありました。

息子は極度の痩せ型体質で、身長も伸びているところなので、しかたないのかとも思いましたが、授業も集中できないくらいの体力の無さをいっそう強く、本人が感じているようでした。

保健の先生にも相談し、本人が出られる授業で参加するなど、無理をさせない方向で遅刻や早退をしながら登校しました。

そして、体調の異変であることは確実だったので、近くの病院で検査をしたところ、規律性調節障害と診断され、なおかつ、痩せすぎです!と怒られました・・

二週間後までに3キロ体重を増やすよう言われました。メイバランスという栄養補助食品を一日2本必須で飲みなさいとのことでした。

しかし、一週間もすると息子は味に飽きてしまって、飲もうとすると吐きそうになる、と言い出し、飲まなくなりました。

結果、体重は増えず、先生には親の私が怒られ、強制入院させましょう!と言われ、少し距離のある病院の小児科に入院して、しっかり体重を増やすこととなりました。

ところが、このことが、その後、息子が体力をつけ、思考力アップしていく要因となったのです。

息子がなかなか人並みのことができなかったのは、体力とともに、脳の思考も正常に促すまでの血流などが足りなかった可能性もあるのではないかと思います。

まだ、体格としては、痩せすぎでしたが、極度の痩せすぎからは脱しました。

病院で朝からスパゲティを食べたり、3食しっかり食べ、起きる時間と寝る時間は一定、リハビリルームで運動もできました。そうして、基本的な生活習慣をしっかり身につけました。

前向きな思考力は、健全な肉体に宿ります。よく言われる、適度な運動、適度な睡眠、適度な食事は当てはまるなと感じました。

その⑦子供はひとりの人間として尊重する

学校へ通う年頃の子供は、放っておくとまだ自分だけでは起きる時間や寝る時間が一定に保てないかもしれません。

そのときこそ、親の出番です。しかし、ここではそれが無理強いにならないように注意したいものです。

早寝早起きが習慣となるまでは、朝の声掛け、夕方の声かけなど必要でしょう。

しかし、強制ではいけません。思春期になると、自分で考え行動しようとするからです。それは、成長の中で大切なことでもあります。うるさく言われると反感を抱き、親の子供への理解不足に対する不信感を募らせます。

不登校のお子さんがいるときは、学校との距離ができてしまっているので、身近な相談者となるのはどうしても親です。

1人の人間として尊重する気構えで、親は子供と接するといいと思います。

話すタイミングがとても大事で、ふだん何も話さない子供も、どこかで気持ちが解放されることがあります。

たまたま好きなものを食べている時、のんびりした空間を共有している時、親子ドライブしているときなど、心のガードが下がっているので、そのときに、やんわりと聞きたいことを聞いていきましょう。

この共有の時間が持てない親もいるかもしれません。

そんなときは子供が好きなことが何か、なぜ好きなのかなど、子供の気持ちを知ろうとしてみてください。そして、できれば自分もそれをやってみる・・

時間がなくて難しいですよね。

そんなときは、それに関する情報をネットで入手しても構わないと思います。

子供の好きなことの話題に触れると、子供も、親が理解しようとしていることに気づきます。

親と子供の信頼関係の基礎ができあがります。

いずれにしても、学校へ通うのは子供なので、いくら親がなんとしても通わせたい、と思っても、子供の気持ちが向かなければ、行けるようになりません。

焦る気持ちはとてもよくわかりますが、なんで行けないんだ!と頭ごなしに怒るのではなく、いまのお子さんの気持ちを知って、共有して共感して、不登校の理由を明確にする、ここまでできたら、回り道のようで、近いと思います。

そして、いろいろな原因を少しずつ排除できてきたら、子供がやる気になるのを気長に待つ!

子供は、自分の立場や状況が、ある程度好きなことができる環境であることがわかったら、あとは、自分はずっとこのままでいいのか真剣に考える瞬間が来ます。

 

その⑧子供は親の背中を見て育つ!親も自分の人生を楽しむ!

子供が不登校の場合、そのことばかり悩んでしまう親もいますよね。子供の行動に一喜一憂したりするのはとてもよくわかります。

しかし、それはあまり効果的ではありません。

子供のために身を削るように、仕事を辞めてべったり監視したり、なんでもやってあげてしまうとか、または、こうしないといけない!という命令ばかり言うと、子供の立場や居場所が不安定になります。

子供のことを考えるからこそ、一歩ひいて、子供を1人の人間として扱うことが子供の考え方を自立させる一歩となるのではないでしょうか。

親が、仕事や好きなことをして人生を楽しんでいたら、子供は子供なりに考えるのです。親の背中を見て育ちますから。

 

まとめ:不登校解決の方法

1 不登校原因が複数なら一つに減らす

2 登校時間は本人が決める

3 安心できる家庭で子供をサポートする

4 学校に相談する

5 好きなことをさせる(友達を大切にする)

6 体調維持、生活リズム維持

7 子供を1人の人間として尊重する

8 子供は親の背中を見て育つ!親も自分の人生を楽しむ!

 

不登校は、子供も親も辛いと思いますが、親がすべきことをした後は、思い切って子供を信じてあげることが解決への近道です。

きっと、子供は子供なりに自分の人生を考えています。遠くの未来ではなくても、このままずっとこのままでいいのか、どうしたらいいか、それなりに、ゲームをしながらでも考えているのです。

実体験をもとにした、私、ももの解決策でした!

 

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